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小学校で5・6年生に課題解決型学習の授業を担当しました

2025年3月 12日

当社は大阪市立三津屋小学校(淀川区)で5・6年生約180名の児童を対象に、「課題解決型学習」の授業を担当しました。この学習は、質の良い睡眠をとる目標を考えるための「みんなでキラキラなアイデアを考えよう」というワークショップで、株式会社カネカ様(本社:東京都、大阪府)が実施している「光育ラボ」(睡眠の役割と重要性、光が睡眠や目に及ぼす影響やその関係性について学び、体感する)を受けたものです。
これは当社が参画している「子どもウェルネス創出事業化コンソーシアム」の取り組みの一環として、淀川区役所の協力のもとに実施しています。

■ 課題解決型学習の目的 ■
大阪市立三津屋小学校は、生活習慣において睡眠時間が短い児童が多いことが主な課題です。そのため質の良い睡眠をとるための取り組み「キラキラすいみん」を全校で実施しています。本学習は、生活習慣や睡眠に光環境がどのように影響するのかを伝え、自分自身でどのような生活をすれば良いのか考えることによって、上記取り組みを促進することを目的として実施しました。
また「子どもウェルネス創出事業化コンソーシアム」としては、本学習を通じて現在の小学生の睡眠や生活習慣に関する実態を把握し、子どもたちの健やかな成長に寄与するソリューションを創出することがねらいです。

■ 課題解決型学習の実施内容 ■
① 光育ラボ(1時限分)
株式会社カネカ様より、睡眠の役割と重要性、光が睡眠に及ぼす影響の講演と、暗い場所で眩しい光を見たときの瞳孔を眼球運動測定装置で観察して、光が目に及ぼす影響を体験しました。

② アイデア創出ワークショップ(1時限分)
当社が三津屋小学校での「キラキラすいみん」の取り組みから、生活習慣や睡眠の「キラキラなアイデアを考えよう」をテーマに授業を行いました。
キャリア教育の一環として「将来の仕事」について考えてもらい、アイデアを創出するときの「ディスカッションの重要性」について伝えました。その後、「光育ラボ」で伝えた睡眠と光環境について考えを深めてもらうために児童間でディスカッションを促すデザイン思考ワークショップをアレンジした授業を行いました。睡眠や生活習慣で自分たちができるアイデアを考え、それを基に今後の目標を立て、1カ月間実践していただきました。

 

目標に向かって1ヶ月間取り組んだ結果、児童から下記のような前向きな感想が多く寄せられました。
● しっかりと目標をしたら朝すっきりと起きられるようになり、朝から元気に学習できるようになったから、これからも続けていこうと思った。(5年生)
●今まではスマホに集中して目がつかれたりすることもあったけど、自分の目標に向けてあまりスマホの光を浴びないように気を付けていると、体が元気になって、目もつかれなくなったことが分かりました。(5年生)
●日光をできるだけ多くあびるという目標を意識するだけで全然変わった。(6年生)
●目標にむけてがんばってみたら全然ねむくならなかった。これからも続けようと思う。(6年生)

 

アンケート調査結果などから、子どもたちに睡眠や健康に関する知識を伝え、ディスカッションをもとに自分たちで目標を考えることで行動変容を促すことが可能であることが分かりました。

この学習を淀川区の広報誌「よどマガ!」17面の淀川通信で発信いただきました。
https://www.city.osaka.lg.jp/yodogawa/page/0000647877.html

 

■ 子どもウェルネス創出事業化コンソーシアムとは ■
大阪公立大学健康科学イノベーションセンターの水野敬センター副所長を座長とし、2013年度から活動開始しました。子どもたちの健やかな発達に資する科学的エビデンスに基づくウェルネスソリューションの創出と事業化促進を目的としています。
<主催>
大阪公立大学 健康科学イノベーションセンター
<参画企業> 2025年3月現在(50音順)
株式会社学研エデュケーショナル、株式会社カネカ、認定特定非営利活動法人健康ラボステーション、株式会社COPELコンサルティング、住友生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、株式会社ダスキン、株式会社ボーネルンド、株式会社ロッテ
<詳細>
大阪公立大学 健康科学イノベーションセンターのホームページをご覧ください。
https://www.omu.ac.jp/orp/chsi/index_8.html

 

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